「お箸講座開催の兵左衛門様の代行講師を育成する為の講座」
日時:1月18日(金)19時~21時
講師:兵左衛門 中道久次氏、新谷光司氏
場所:日本フードアナリスト協会セミナールーム(千代田区麹町)
正しいお箸の使い方を改めて学び、更に講師として広めたいという
熱い思いのフードアナリストのための講座が東京麹町の日本フードアナリスト協
会セミナールームで開催されました。
今回の受講生は、昨年11月21日の東京を皮切りに年末にかけて名古屋、大阪で
も開催された「いまさら聞けない箸の使い方マスター講座」の受講生の方々です。
箸を右手に茶碗を左手に持つのは日本独自の文化です、ということを正しい
使い方とともに、一人ひとりのフードアナリストが、自信を持って伝えていただ
きたい、という熱い思いの伝わるお話を伺いました。
■箸は人間の「手」の機能を高めることで発達してきた日本が誇る道具文化です。
・約1500年の歴史があります。
・手の延長にある箸を自分の体の一部として使いこなしましょう。
・日本ブランドであることを自覚しましょう。
■箸を持つ文化があるから日本に蕎麦、うどん、鍋料理が発達しました。
■3本指で持ち、縦に1という数字を書くイメージで動かしましょう。
・○○道 = 美(美しさ) 型 = 美しい形
・手に持つ時、持った時の美しさを大切にしましょう。
・正しい使い方を心がけると、自然に背筋が伸びます。
■割り箸は、森林と共生してきた日本人の知恵から作られました。
・古来森林を守るために出来る、間伐材の有効利用が目的です。
・中でも両口箸は、古来使われ、現在も皇室では神事などに使用されています。
・「箸道」が生まれていないのは、箸には神の命が宿ると考えられていたからで
はないかと考えられています。
■塗りに使われる漆は英語で「Japan」と言います。
・漆は、漢方薬にもあるほど、口に入れても安全、安心です。
・使った割り箸を長く放置していてカビが生えない場合は何か薬品処理を
されているかもしれません。
・竹製の箸、竹を芯にして漆で仕上る箸は軽くて扱いやすいので良く作られます。
塗りのない竹の箸は長く置いたり、食べた物の色が付くとすぐ変色します。
■中国では●子(●=竹冠に快)と書きます。
・中国には取り箸はありません。
・銘銘が自分の箸を持つ文化は日本固有です。
■韓国では箸と匙(スプーン)が必ずセットで販売されています。
■器と同時に箸を出すことで発達してきた日本の文化です。
・膳と共に出されてきたので、数える時にも1膳2膳と言います。
・どういう器と箸を使うかで身分も表されました。
「いまさら聞けない箸の使い方マスター講座」では、箸作りについてのビデオ
を見たり、各自が実際に採寸、彩色してマイ箸を作りましたが、今回は、
その復習をしながら、採寸の仕方を説明する時の注意点、教える時のポーズ
に至るまで、箸の持ち方、扱い方についての実習も、時間を掛けてしっかりと
行われました。
参加されたフードアナリストからは、矯正用の箸遣いに関連して、
左利きの受講者がいた場合についてなど、講師として知っておきたい質問
が次々と挙げられ、その一つ一つに丁寧に回答をいただきました。
今回の「講師を育成する為の講座」で学んだフードアナリストには、
箸講座修了証が授与され、今後各地でご活躍いただきます。
日本の食と食空間、箸と共にある食文化を、これからも大切に守り、
後世に伝えて行く使命と責任も、フードアナリストにはあるのだということを、
日本文化、箸講師を志すフードアナリストの方々と具体的に実感できた講座でした。
(ま)
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